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今月の給料明細と一緒に『源泉徴収票』を頂いたと思います
でも、そこに書かれている内容を詳しく見た方はあまりいないので無いでしょうか?
小さい文字で分かりにくく書いてはありますが、実はあなたの大切な情報が記載されているのです
この記事を見て頂くと、次の事が分かります!
- 源泉徴収票とは何か
- 源泉徴収票の読み方
- 読めることのメリット
お手持ちの源泉徴収票と見比べながら、ぜひご覧ください!
そもそも『源泉徴収票』とは?
まずは、源泉徴収票とは何かから簡単に説明すると。。
源泉徴収票には、去年1年間に会社から支払われた『給与と賞与の総額』、『納めた所得税』が記載されています
所得税というのは、給与等から社会保険料などをを差し引いた『課税所得』に対して課せれるもので、源泉徴収を見れば、所得税が何故その金額になったのかが分かります
源泉徴収票の読み方
全体把握
まずは、全体をざっくり把握する為、3つに分けて見て行きましょう!
- 赤枠部分には『年収、控除総額、所得税総額』の情報
- 青枠部分には『家族、保険、住宅について』の情報
- 黄枠部分には『上記の詳細について』の情報

それでは、個別に何が書いてあるのか見ていきましょう!
赤枠部分『年収、控除総額、所得税総額』の情報
ここに記載されているのは、左から順に説明すると、最初は『支払金額』です
これは、1年間の給与とボーナスの総額が記載されていて、いわゆる『年収』というのがこの部分にあたります
次に隣の『給与所得控除後の金額』というのは、『支払金額』から『給与所得控除』を引いた金額が記載されています
※ご自分の『給与所得控除額』について知りたい方は、こちらから簡単に調べることが出来ます!
その隣、『所得控除の額の合計』というのは、基礎控除、社会保険料控除、生命保険料控除など14種類ある控除の合計額のことです(所得控除の詳細)
最後の『源泉徴収税額』というのは、『支払総額』に対して、あなたが一年で納めた所得税の総額になります
月々の給料から引かれている所得税は、あくまでも概算で少し多めに取られています
なので、年末調整というのは12月にを正しい所得税を計算して、上の『源泉徴収税額』よりも多ければ、還付するという手続きを言うのです
所得税の詳しい計算式について知りたい方は、こちらの記事も合わせてご覧下さい!
青枠部分『家族、保険、住宅』の情報
中段は家族、保険、住宅についての情報が記載されています
イメージ的には、上段の補足情報になります
配偶者、親族などの情報
『(源泉)控除対象配偶者の有無等』は、該当のある場合はその箇所に⚪︎印が付きます
『配偶者控除の額』は、該当していても記載のない場合があります(配偶者控除は38万円)
ですが、配偶者特別控除の場合は金額の記載があります(配偶者の稼ぎで金額は異なります)
『控除対象扶養親族の数(配偶者は除く)』は、扶養親族が何人いるかの記載をします
ちなみに、『特定』は19〜22歳、『老人』は70歳以上、『その他』は、特定、老人以外のことで、16歳未満で有れば「16歳未満の扶養親族」にも人数が記載されます
その隣も同じく障害者や非居住者の親族がいれば、人数が記載されます
保険の情報
上段の「所得控除の合計」の詳細が記載してあります
社会保険料の金額と生命保険料の金額は、一年間で払ったそれぞれの合計額の事で、額に応じて、控除が決まり給与から引く事が出来ます(所得税を少なく出来る)
住宅ローン控除を受ける人、地震保険に加入している人は金額が記載されます
黄色枠部分「上記の詳細」情報
ここについては、青枠に記載された「生命保険料の控除額」、「住宅ローン控除額」の内訳についてと、配偶者、親族の情報が記載されています
源泉徴収票が読めるメリット
- 確定申告しやすくなる
- 節税意識が芽生える
- 自慢できる
確定申告を記入する時に源泉徴収票が必要となり、その時に内容を理解していれば、書類記入しやすくなります
また、どのような過程で所得税が算出されているのかが分かれば、節税に対する意識も芽生えると思います
源泉徴収票を貰っても、詳細まで把握している人はあまりいないと思いますので、ちょっと内容を説明できれば、話のネタ程度になると思いますw
まとめ
せっかく働いて得た給与ですから、どのように税金が掛けられているのかを理解しているのと、していないのでは働くモチベーションにも差が出ると思います
個人の事情によっては、確定申告をすれば還付金が発生することもありますので、下記のリンクも参考にして頂けるとありがたいです