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いきなりですが、普段接する機会の少ない『新幹線運転士の年収』って気になったことありませんか?
そこで今回は、『新幹線運転士の年収』や『給与体系』について紹介します!
新幹線運転士の年齢別年収公開!
まずは、新幹線運転士の年齢構成についてですが、新幹線運転士が在籍する職場は、入社してすぐに配属される訳ではありません
入社後、『駅員(1〜2年)→在来線車掌・運転士(3〜4年)→新幹線運転士』といった流れが一般的です
このため、年齢は比較的に高めで『30代半ば〜60代』といった構成になっています
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新幹線運転士年齢別年収は以下の通りです!(※あくまでも概算ですので、参考程度に。。)
年齢 | 年収 | 月収 |
30〜34 | 550〜650万円 | 35万円 |
35〜39 | 570〜670万円 | 40万円 |
40〜44 | 650〜750万円 | 45万円 |
45〜49 | 720〜800万円 | 50万円 |
50〜54 | 750〜810万円 | 55万円 |
55〜59 | 720〜800万円 | 50万円 |
60〜 | 650〜750万円 | 40万円 |
50代半ばからは、給与の仕組みが変わり『月収1割減』となるため、年収が急に減ってしまいます
さらに、60歳からは『シニア社員』の扱いになり、ボーナスが定額になったり、月収の計算も異なり、もう一段階年収が下がります。。
国鉄が民営化した直後は、新幹線運転士でも年収1千万円超の人が結構いらっしゃったそうですが、不景気によって賃金改正が行われ、現行賃金制度では年収1千万円を超えることは、ほとんどありません!
新幹線運転士の給与体系について
どこの鉄道会社も民営化する前は、国が運営する『国鉄』だったので、『年功序列主義』を今だに継承しているので、基本的には勤続年数が長いほど年収が高くなります
私自身(勤続15年30代)の昨年とある月の『給与明細』を参考に、新幹線運転士の給与体系について紹介します!
(※あくまでも概算ですので、参考程度に。。)
支払項目 | 支払額 | 非課税項目 | 控除項目 | 控除額 | |
基本給 | 250,000円 | 所得税 | 12,000円 | ||
都市手当 | 25,000円 | 市町村民税 | 25,000円 | ||
乗務手当 | 98,000円 | 厚生年金保険料 | 37,000円 | ||
超勤手当 | 16,000円 | 健康保険料 | 17,000円 | ||
夜勤手当 | 8000円 | 雇用保険料 | 1,200円 | ||
祝日手当 | 2,500円 | 社宅使用料 | 32,000円 | ||
旅費 | 6,000円 | (6,000円) | 組合費 | 6,000円 | |
支払総額 | 405,500円 | 控除総額 | 130,200円 | ||
『差引支払総額』 | 275,300円 |
あまり他業種の知り合いがいないため、同年代の方がどれくらい貰っているか分からないのですが、厚生労働省の『令和2年賃金構造基本統計調査』を参考したところ、35〜39歳は『年収328万円』、『月収約27万円』なので、ちょうど世間と同じくらいでした!
それでは、支払項目の算出方法について解説していきます!
基本給
社員の資格区分は5段階に分けられ、勤続年数が長くなるにつれ、A5→A4→A3→A2→A1の順に昇給していきます
各区分に6年間在籍すると、次の区分に昇給しますが、成績優秀者はその期間が短くなり、4~5年で昇給することも出来ますが、逆に懲戒処分を受けると昇給が1~2年遅くなることもあります
都市手当
私の会社は勤務地域が大きく6つに分けられ、地域によって都市手当の単価が「基本給の1〜17%」と異なり、都市部ほど単価が高くなります
※私の場合、勤務地の都市手当単価「10%」なので「基本給(25万円)×0.1=25,000円」となります
乗務手当
乗務手当は、その月の乗務時間と乗務距離に応じて支払われます
新幹線運転士になると乗務時間や距離が長くなるため、在来線乗務員に比べると乗務手当が1〜2万円ほど多くもらえます!
ですが、自職場や車両所で列車遅延の対応要員で待機するような勤務だと、列車に乗務しないので乗務手当は支払われません
その為、待機勤務が多くなり乗務手当に不公平が出ない様、係長が勤務を管理しています
他にも、新幹線運転士見習いを担当する「指導運転士」は乗務行路一回につき300円が乗務手当に加算されます
【新幹線運転士の仕事内容は?スケジュール管理や勤務体系について】
超勤
超勤は時間外に勤務した時や、運転士の基本労働時間「日勤行路は7時間、泊行路は14時間」を超えた時に支払われます
休日に急遽「呼び出し」されて勤務した場合、勤務した時間が全て超勤扱いとなり、通常に勤務した時よりも単価が高くなります
【新幹線運転士の仕事内容は?スケジュール管理や勤務体系について】
夜勤手当
22時~翌5時までの間に勤務した場合、1時間単位で支払われます
旅費
1行路乗務すると宿泊料という名目で、約600円支給され、毎月10行路ほど乗務するので約5000~6000円くらいになります