新幹線の運転免許取得までのご紹介

新幹線運転士の話
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初めまして!

某大手鉄道会社で【新幹線運転士】として乗務している30代男性会社員です(@kesehu109

過去、なりたい職業ランキングTOP10にも入っていた『新幹線運転士』ですが、現在は悲しいことにランク外となっていました。。

人気が無くなってしまっても、新幹線運転士になりたい!と思っている方もいらっしゃると思います!

この記事を見て頂くと、次のことが分かります!

  • 電車の免許の種類
  • 運転免許試験を受けるための条件や試験内容
  • 新幹線運転士になるまでの行程
  • 『実物の新幹線運転免許証』を公開!
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電車の免許の種類

自動車を運転するのと同様に、電車を運転するためにも免許証取得が必須になります!

電車の免許の正式名称は『動力車操縦者運転免許』といい、大きく分けて6種類あります!

蒸気機関車運転免許『SL(Steam Locomotive)』、いわるゆ蒸気の力で運転する列車のことで、『きかんしゃトーマス』も蒸気機関車です
電気車運転免許普段よく見る『通勤電車』や『特急列車』、『貨物列車』『モノレール』などを指し、取得者が最も多い免許です

さらに、『甲種』と『乙種』に分類され、甲種は専用敷地内の線路上を走るために必要な資格で、乙種は路面電車を操縦するのに必要になります
内燃車運転免許ディーゼルエンジンで動く『気動車』を運転するのに必要な資格です
新幹線電気車運転免許『のぞみ』『ひかり』『こだま』などで有名な新幹線を運転するのに必要な資格です
磁気誘導式電気車運転免許/磁気誘導式内燃車運転免許国内では多分走っていないと思います。。
2005年の愛知万博で走行していた『IMTS』がこれに該当するようです(はじめて知ったw)
無軌条電車運転免許無軌条電車とは、長野県〜富山県を結ぶ『立山黒部アルペンルート』で走るトロリーバスをいいます
動力車操縦車運転免許の分類
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動力車操縦者運転免許の受験資格や試験内容

動力車操縦者運転免許の受験資格は、『20歳以上で心身に異常が無い』ことが必須条件です

試験内容は、『身体・適性検査』『運転に関する法令、車両構造に関する筆記試験』『運転技能試験』の3つです

身体検査①【視力】(矯正眼鏡含む)両目で1.0以上でかつ、片眼で0.7以上であり、視野、色覚が正常であること

②【聴力】両耳とも5m以上の距離でささやく言葉が聞こえること

③疾病・身体機能障害の有無

④運転に支障をきたす中毒症状がないこと
適性検査①『内田クレペリン検査』という、ランダムに並んだ隣り合う数字を足して、下1桁の数字を15分間×2回記入し続ける検査(受験者の性格、作業量などを総合的に知ることができる検査)

②『反応速度検査』は手元に『緑・黄・赤』のボタンがあり、画面に表示された色のボタンを押していく試験
筆記試験運転に必要なルール、運転士の職責、車両知識、線路設備、保安設備、労働災害、過去の事故事例、信号設備について
技能試験
①速度計に目隠しをした状態で、その時の速度を答える『速度観測』(低速、中速、高速)

②運転中、ある構造物までの距離を答える『距離目測』『近、中、遠距離』

③ブレーキ操作、定時運転

④車両故障の処置

④非常事故発生時の対応
動力車操縦者運転免許の試験内容

ちょっとした小話。。『内田クレペリン検査』ついて

適性検査の『内田クレペリン検査』は、新幹線運転士の中で最も恐れられている試験の一つです。。

運転免許取得後も、運転士である以上は3年に一度の『運転適性検査』を必ず受験する必要があります!

3年に1度の運転適性検査は、1回基準未満の成績だと、一定期間(1週間程度)乗務出来ず、しかも再試験は『1回のみ』

再試験が結果が、再び基準未満だった場合、残念ながら新幹線運転士の職を失うことになり、駅などに転勤しなくてはいけません。。

『内田クレペリン検査』ついて語るだけで、記事一つ分になるほどのボリュームなので、時間がある時にまとめたいと思います!

新幹線運転士になるまでの行程

学科講習

まず最初は、会社の研修施設で新幹線の運転に必要なルール、運転士の職責、車両知識、線路設備、保安設備、労働災害、過去の事故事例、信号設備について約2ヶ月間、他の講習生と共同生活をします。

研修生は、約20〜30人くらい、年齢は25〜35歳までです。

日勤と同じ勤務時間、9時から17時45分まで、途中1時間の昼休みがあります

もちろん、給料は発生しているので、居眠りは許されません

放課後は、その日の復習したり、同僚と飲みに行ったりします

半月後、中間テスト、最後の一週間で学科講習の終了試験を行います。

規定の点数以下なら、補習→再テスト、2回目も規定以下なら退所となり、元の職場に強制送還されます。。

終了試験に合格すると各運転区所へ配属され、実技講習にはいります

実技講習

配属後は、各職場で「親方」と言われる指導操縦者と二人1組となり、約4ヶ月ほど、実際の営業列車で速度計算方法、各車両所の注意事項、宿泊施設や駅設備の取扱について指導を受けます

その期間中に、実技講習修了試験の練習も行います

定期的に、指導係長が進捗状況の確認に来て、必要なレベルに達しているかのチェックも行われます

技能試験(運転審査と地上審査)

『運転審査』は、実際の営業列車を使って行われ、3駅区間を運転し、その間に以下の試験が行われます!

  1. 正しく速度計算を行い定時運行、停車時に規定範囲内のブレーキで止まれるか『運転審査』
  2. 速度計に目隠しをした状態で、その時の速度を答える『速度観測』(低速、中速、高速)
  3. 運転中、自分の列車〜指定した構造物までの距離を答える『距離目測』『近、中、遠距離』

新幹線の運転方法や運行の仕組みについて知りたい方は、過去記事をご覧ください!

新幹線は自動運転じゃない?現役新幹線運転士が教える『新幹線の仕組み』と『運転方法』

『地上審査』は、車両所構内の車両を使って、以下の試験を行います!

  1. 点検項目200個以上ある『運転整備試験』
  2. 車両故障を模擬的に発生させ、対応〜処置まで行う『車両故障処置試験』
  3. 人身事故、自然災害発生時を想定した『異常時対応試験』

全て合格で免許交付!

これらの試験を全て合格すると『新幹線電気者運転免許』が最寄りの運輸局より交付されます!

ですが、取得後も1年に一回の医学適性検査(視力、聴力)3年に一回の運転適性検査(クレペリン)、必要な知識、技能があるかを確認する試験があるので、日々の努力が不可欠となります

実物の『新幹線電気者運転免許』を公開!

免許証
内容
内容2

カードサイズの大きさで、2つ折りになっていて、中には『免許の種類』や『条件』『個人情報』が記載されています!

たまに、見返すと初心を思い出しますね〜

新幹線運転士の話
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