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年金の受給額減少、受給年齢引き上げなどの要因により公的年金のみでは、老後のための資産形成はほぼ不可能だと言っても過言ではありません
その打開策として自分で作る年金「iDeCo」という制度が2001年から始まりました
ですが、様々な書籍、金融系YouTubeなどでiDeCoの『メリット』については多く取り扱われているのですが、デメリットについてはあまり触れられていません
なので、今回は「iDeCo」のデメリットについてフォーカスしていきたいと思います
『iDeCo』のデメリット5選!!
積み立てを始めるまでに2ヶ月かかる
証券会社等からiDeCoの申し込み自体は15分程度で完了します
ですが、申し込み用紙到着までに1〜2週間かかり、必要事項記入し投函後は「国民年金基金連合」の審査に1〜2ヶ月を要します

運用中は毎年、確定申告や年末調整をしないといけない
iDeCoは毎年確定申告や年末調整をしなければ、所得控除を受ける事ができず、最大のメリットである節税効果がゼロになってしまいます
会社員の方は年末調整で「給与所得者の保険料控除申告書」の「確定拠出年金法に規定する個人型年金加入者掛金」に記入、毎年10〜11月に送付される「小規模企業共済等掛金払込証明書」を提出する必要があります


自営業の方は確定申告書Bの「小規模企業共済等掛金控除」への記入、毎年10〜11月に送付される「小規模企業共済等掛金払込証明書」を提出する必要があります


『元本確保型100%』の商品を選択すると、実質の運用成績がマイナスになる
iDeCoには元本確保型の定期預金商品も取り扱われています
低金利ではありますが、元本保証なので安心感があると思われがちですが、実は『維持費』という
落とし穴があるのです
毎月『103円(国民年金基金連合会)』+『64円(事務委託手数料)』=167円
年間2,004円の維持費が必ず発生します!
元本確保型の定期預金商品の金利が大体0.01%なので、年間6万円拠出した場合、運用益は。。
たったの『6円』です!
節税効果のメリットもあるが、維持費を考えると実質『元本割れ』になってしまいます!
掛け金の変更は『年に一回のみ』
iDeCoの掛け金の変更は『年一回』のみとなっています!
しかも、『加入者月別掛金額登録・変更届』を金融機関から取り寄せて記入、提出をしなければいけません
変更の際は、その後の家計を見据えて変更するようにしましょう!
各種変更手続きは【iDeCo公式サイト】を参照してください
海外資産の投資信託は、受け取り時『為替リスク』が発生する可能性がある
海外の株式、債券、投資信託などの金融商品は一旦ドルなどの外貨に変えて投資するため、受け取り時に為替相場が円高だと円の価値が下がり、資産が目減りしてしまいます
例えば。。
1ドル=110円の時にiDeCoで積み立てを開始。
しかし、受け取り時に1ドル=100円と円の価値が下がる「円高」相場になっていたら、受給額が10%近く減額する恐れがあります
